フェンリル

Developer's Blog

分散バージョン管理システムのすすめ その2

 

こんにちは、Sleipnir 開発担当の森本です。

今回は、  Mercurial を使うときに使用している便利なツールなどを紹介したいと思います。

というのも、Mercurial 本家の実装には GUI が有りません。つまり 本家の実装のみを使う場合、 “hg init”  のようにCUIから操作することになりますが、これでは利用できる人が限られてしまうので、まずは GUI から操作できるツールから見ていきましょう。

Tortoise HG

エクスプローラに統合して使う Mercurial 管理用の非常にすばらしいツールです。Repository を視覚的に分かりやすく表示できるので、学習用にも良いですし、Mercurial のほぼすべての機能が使えるので、各種コマンド操作から簡易サーバーまで何でも OK です。64bit OS 使用者は 64bit 版の小さなリンクからダウンロードしないといけないのと、バージョンが 2.x になって UI が大きく変わった(良くなった)点には注意が必要です。Mercurial を事前にインストールするなどの必要はなく、単体でインストールして使用できます。

Visual HG

VisualStudio 用のエクステンションです。ソリューションエクスプローラーに変更されたかどうかのマークがついたり、ソリューションにファイルを追加すると自動的に Mercurial 管理下に入ったり、タブを右クリックで更新履歴が見れたり、 必須ではないけれど便利な機能を提供してくれます。

hgweb.cgi / hgweb.wsgi ( 本家に同梱されています )

cgi(wsgi)として web からリポジトリの中身を見れるようにするツールです。ちょっと情報が少ないですが、本家 Mercurial のパッケージ中に同梱されているものが使用できたはずです。http 経由で Clone や Push できるようにするために導入しましたが、ブラウザのみで各リビジョンのソースをzipなどで取得できたり、リビジョングラフを表示できたり便利です。とはいえ非商用プロダクトや OSS の場合は Bitbucket などを使った方がもっと楽で便利だと思います。

 

前回説明したように、Mercurial を使っていると手でマージしなければいけない場合が出てくることがあります。そのときに試用するツールも簡単に紹介しておきます。

WinMerge
UI のセンスも良くデザインも普通で使いやすいマージツールです。しかし 3-way マージをするときに 4 ペイン表示できないので複雑なマージを行うのは難しいです。

kdiff3 日本語対応パッチ版
Tortoise HG に同梱されているマージツールです。4 ペイン表示対応でマージツールとしての機能はばっちりです。ただ、日本語対応版じゃないと漢字の幅がおかしくなったり、 デフォルト状態ではフォントがダサかったり残念な部分が多いです。

P4merge
有料の バージョン管理システムである Perforce 付属のマージツールです。太っ腹なことにツール自体はフリーで使用できるようです。4 ペイン表示対応でUI デザインが整っており、トータルで一番使いやすいように思います。実は画像の diff も表示できたりしますがいまいち使いどころがわかりません。

Araxis Merge
有料のマージツールです。使いやすいという噂はよく聞くのですが、Pro 版で約 $270 という価格が難点。もしうっかり試用とかして便利だったら困るので試用すらできない困りものです。

 

次回予告!

・Mercurial 導入時に躓きやすいポイントと回避方法
・まず最初に何をすればいいの?
・”分散”バージョン管理なのに”中央”サーバーが必要か?
・リポジトリ間では pull すべきか、push すべきか。
・マージ専門の担当者が必要か?

などについて、実例を交えて書いていきたいと思います。

 

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