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日本の美術に見るデザイン

こんにちは。小泉と申します。普段は開発側の人間として、プロジェクト管理などの作業を行っていますが、本日は、デザイン関係のお話をさせていただきます。

「デザイン」というと、西洋美術的な響きを感じるのではないでしょうか?

そんな言葉のイメージに一石を投じます。

 

タイトルの通り、日本の美術という観点から、本日は私の地元、奈良にある、お気に入りの仏像を2つ紹介致します。

 

中宮寺 如意輪観音座像(菩薩半跏像)

斑鳩の法隆寺の東に位置する中宮寺は、 聖徳太子が亡き母(推古天皇)を弔うために建立したと伝えられています。

その本尊として、推古天皇をモデルに作製されたと伝えられている仏像が如意輪観音座像です。救済する方法が閃いた瞬間を捉えていると言われ、その口元には、かすかに微笑みを浮かべています。

この微笑は、アルカイックスマイルと呼ばれ、古代ギリシャの彫刻に見られる特徴ですが、
また世界三大微笑と称される程、 国内外から非常に高い評価を受けている彫刻です。

世界三大微笑は、他にダビンチのモナリザとスフィンクスを指すそうです。

モナリザと肩を並べる微笑と言うことになりますが、

この像は、モナリザよりも1000年近くも前に作製されていて、しかも彫刻なので、

その写実性や存在感は、モナリザをも凌ぐと私は思います。

実際にこの像を前にした時、 1300年も前に作られたとは思えないほど、艶があり、まるで生きているかの様な微笑みに、立ちすくんでしまいました。

奈良の斑鳩では、法隆寺の回廊の柱に見られるエンタシスや、
この如意輪観音座像に見られるアルカイックスマイルなど、

飛鳥時代に古代ギリシャから伝わったと考えられるデザインを肌で感じることができます。

奈良にお越しの際は、ぜひ、斑鳩まで足を運んでこの中宮寺の菩薩様に会いに行ってみてください。




画像を貼付けたいところですが、モノがモノだけに、フリーで使える画像がありません。

こちらの中宮寺のサイトからご覧下さい。

 中宮寺

 

興福寺 阿修羅像

大仏で有名な東大寺の直ぐ近く、奈良公園内に位置する興福寺にある仏像です。

この像はあまりにも有名であるため、一度は耳にされた事もあるかと思いますが、

2009年に東京国立博物館で開催された「阿修羅展」では、 約100万人という入場者数を記録しました。

人気の秘密は少年のような端正な顔立ちを見れば、 納得いただけるかと思いますが、

実は、もう一つ秘密があるのです。

その立ち姿は、三面六臂(頭が3つで腕が六本)という異形な姿であるにも関わらず、

非常に均整の取れた、バランスの良い姿をしています。

ここにはなんと、黄金比が隠されているのです。

黄金比は、自然の中に存在する、最も美しい比率と言われ、

例えば、ミロのビーナスや、ダビンチが描いた人体像にも取り入れられています。

阿修羅像の場合は、 上げている両手の端から端までが、26cm

手の先から、台座の下までの高さが、42cm

この比率は、1:1.615

黄金比は、1:1.618と言われるので、

ほぼ、正確に黄金比になっていると言えるでしょう。



こちらも使える画像が無いため、

画像は、興福寺のサイトからご覧下さい。

興福寺

 

美術やデザインと言うと、つい西洋美術に目が行ってしまいがちですが、

日本にも、このように素晴らしい仏像や他にも美術品が多くあります。

芸術の秋、奈良や京都では、 多くのお寺で、秘仏の特別公開が実施されます。

この秋は、ぜひ、日本の素晴らしい芸術に触れてみてください。

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