フェンリル

Developer's Blog

タッチベースブラウジングについて:開発者の視点

こんにちは。プロモーション担当のクーパーです。

iOSがリリースされてから、いち早くアプリの開発に取り組んできたフェンリルです。今後は、iOS に限らず、タブレットの重要性が一層強くなってきそうです。GigaOM によると、ユーザーは一日を通して異なるデバイスを使いこなしながらタスクを行っており、スマートフォンやタブレットが生活に欠かせないツールになっているそうです。

iOS がリリースされて以降、スマートフォンやタブレットではタッチベース操作が主流です。小さい子供などは、マウスを握る前に、タッチベース操作に親しんでいるケースも多いのではないでしょうか。電車の中などで、器用にスワイプで画面切り替えをしている赤ちゃんを見かけて、ビックリしたりします。

今回は、Mac 版と iPhone / iPad 版の Sleipnir を開発しているチームに、タッチベース操作/ブラウジングについての見解ならびに、実際の開発に影響していることなどを取材しました。

タッチベースブラウジングとジェスチャブラウジング

タッチベースブラウジングとジェスチャブラウジングは異なります。多くの iOS アプリはタッチベースの操作を取り入れています。ここでいう『タッチベース』操作とは、スワイプやドラッグなど殆ど覚える必要がない程簡単に行える操作のことです。ブラウザでは特に、『マウスジェスチャ』などが『タッチベース』と混同されることがありますが、この2つは全く異なるものです。マウスジェスチャは、覚えて使うことに楽しみが見出される操作ですので、正反対の概念から成り立っているといえるかもしれません。

代表的なタッチベース操作は以下の通りです。Safari は古くから、スワイプによる「戻る」「進む」操作を採用していました。また、Twitter for iPhone の前身である Tweetie が「Pull to Refresh = 引っ張って更新」を採用して以来、おなじみの操作になっています。

ちなみに、iOS でタブを切り替える操作に画面のスワイプを採用したブラウザのパイオニアは、Sleipnir Mobile for iPhone / iPadです!

良い点と悪い点

タッチベースブラウジングでは、物を直に触って動かすという現実世界に極めて近い操作のため、自然です。現実世界に近いということは、コンピューターっぽい操作を取り払い、万人に優しいということではないでしょうか。このような直観的な設計は、小さなボタンやアイコンを狙う必要がなく、大雑把に操作できるのでストレスが少ないと考えられます。また、一部では2016年には、ノートブックよりタブレットの方が広く浸透するといわれていますが、(Mashable “Tablets to Surpass Notebook Growth in 2016”
小さい画面でも操作の枠を小さくすることができ、画面を広く使うことができます。

その一方、「直観的である」ということは、弱点もあります。外観から操作方法を示しづらく、何ができるのか分かりにくい場合もあるでしょう。ただし、ごく基本的な操作(スワイプなど)については市場に浸透しているため、あまり問題はないかと考えられます。また、ハード機器のボタンと違い、しっかりと「押した」という触感が弱く、また自分の指で操作画面が隠れてしまうことがあるので、細かな作業には向いていないかもしれません。このような弱点を補うために、テキストを選択する場合に虫眼鏡で大きく表示されたり、操作に音声をつけたりする工夫が施されました。

フェンリルが開発するにあたって

iOSではスクロールやズームなど、画面自体に基本的なジェスチャが存在しているため、新しいジェスチャは無理なく違和感なく追加できるように心がけています。また、スクロール位置など、ユーザーとアプリの状況で基本ジェスチャに複数の意味を持たせることで、操作をシンプルに保つことができます。

Sleipnir 3 for Mac は、先に開発した Sleipnir Mobile for iPhone /iPad でのノウハウを最大限に活かし、開発当初から今後のタッチベースブラウジング時代を見据えて開発に取り組みました。具体的には、スワイプとピンチをタブ操作のために採用したところなどです。Mac では、直接画面を触って操作することはできないものの、大雑把に操作できます。iOS でトレンドになった豊かなアニメーションや外観によるフィードバックも取り入れています。どのブラウザよりも真に“人間的な”道具を目指してデザインしました。

今後のタッチベース操作がどのように進化していくのか、目が離せません!その進化に沿って、Mac 版や iPhone / iPad 版も進化させていきますのでお見逃しなく。


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