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MSDN Subscription のススメ ~契約編~

ハワイ山脈

こんにちは! フェンリル社内で Microsoft のライセンスに一番詳しい(かもしれない)RAPT こと山口です。

第一回「ちょっと待った! Visual Studio 2010 をオトクに入手するワザを公開します!
第二回「続・ちょっと待った! Visual Studio 2010 をオトクに入手するワザを公開します!
第三回「MSDN Subscription のススメ ~特典編~
と続いてきた Visual Studio with MSDN Subscription 関連の話題ですが、そろそろ MSDN を使いたくなってきただろうと思います。
実際に契約する前に立ちふさがる悩みについて解説したいと思います。

契約方式

Visual Studio with MSDN Subscription の契約形態にはいろいろあって迷ってしまうと思います。今まで対象としてきた「個人・個人事業主・小規模団体」向けの契約形態としては大きく下記の 2 つに集約されます。

使用できる機能としてはいずれも同一ですが、契約上の差異がありますのでその点について簡単にまとめると下記の通りになります。

  • Open Value  (契約期間 3 年、年毎の分割払い or 一括払い)
  • Open License (契約期間 2 年、一括払いのみ)

なお、”Open License” は “Open Business” と表記されることもありますが同一のものです。

Open Value のいいところ

何といっても、契約期間が 3 年で、1 年あたりの価格が Open License よりもオトクになることでしょう。また、事前の一括払いではなく、年毎の 3 回払いが選択できる点が、キャッシュフロー的にも優位な点だと思います。
しかも、分割払いを選択しても総支払額が同一であることが魅力的だと思います。

Open License のいいところ

こうすると、Open Value の方が年あたりの価格も安く、分割払いも可能となっているため、いいことづくめのように見受けられるかと思いますが、見落とせないポイントとして、契約更新時の猶予期間があります。

  • Open Value :有効期間満了前
  • Open License:有効期間満了日から 90 日以内

契約更新時の留意点として、Open License は契約満了日から 90 日間の更新猶予期間がありますが、Open Value は満了日までに契約更新の手続きを行なう必要があります。

また、すでに Open License の契約がある場合、ソフトウェア アシュアランス更新を Open Value で契約することも可能で、このときも Open License の有効期間満了日からソフトウェア アシュアランスの発注までに 90 日間の猶予があります。

さらには

以前は Open Value は法人のみと限定されていたのですが、現在では法人格を持たない組合や団体、さらには個人であっても、Open Value / Open License を申し込むことが可能になっています。実際のところ、個人契約においては Open License が選択されるケースが多いとのことでした。

MSDN 付き Visual Studio が最大 35% OFF となる「やっぱ MSDN でしょ」キャンペーン(キャンペーン期間 : 2011 年 10 月 3 日 (月) – 2012 年 3 月 30 日 (金))が開催されていますので、導入を検討されている方、今まで使っていたけど更新期限が切れちゃったよ、てな方は検討してみてはいかがでしょうか。

個人的には、Open Business → BizSpark → と来ていて、次回はこのキャンペーンを利用して Open License にしようかと検討中です。

それでは

Enjoy MSDN Subscription Life!

参考文献:
「ボリューム ライセンスプログラム共通製品表 (2012 年 2 月版)」
マイクロソフト ボリューム ライセンス – マイクロソフト製品使用権、製品一覧およびライセンス トピックス からダウンロード)

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