みなさん、こんにちは。坪内です。
ついにこの日がやってまいりました。
Sleipnir 3 が新たな一歩を踏み出す日。そう、Sleipnir 3 for Windows / Mac (3.5) 正式版リリースの日です。
つい先ほど、全てのリリース作業を終え、もうすでにダウンロードできる状態になっています。
待ちきれない方には、すぐにお試しいただきたい。
でも、この Sleipnir 3 がどのくらい特別なプロダクトなのか、皆さんに知ってもらいたいから、少しだけお付き合いくださいね。
デスクトップブラウザなのにスマートフォンユーザー向けの Web ブラウザ
Sleipnir 3 for Windows / Mac (3.5) から、「スマートフォンユーザーのためのデスクトップブラウザ」という、新コンセプトに変更しました。
スマートフォンユーザーが急増しています。
スマートフォン経由のインターネットアクセスも大幅に増えました。
パソコンとスマートフォンはそれぞれにメリットがあり、TPO に合わせて使い分けている方も、多いと思います。
ですが、パソコンとスマートフォンとの間には、どうしてもギャップ、つなぎ目が出来てしまいます。
例えば、パソコンで見ている地図をスマートフォンに送りたいという場合、どうしますか?
メールにURLを貼り付けて、スマートフォンに送る、スマートフォンで検索しなおす、ブラウザのブックマーク同期機能を使って同期させる、などいろいろ方法はありますが、正直、面倒ではありませんか?
こういった、パソコンとスマートフォン両方を使い分けていると、ふとした瞬間に煩わしさを感じることは多々あると思います。
もうひとつ。
Web サービス、利用していますか? Twitter、Facebook、Dropbox、Evernote などなど。
この画像をクラウドに保存して、後でスマートフォンで見たい、とか、パソコンでもスマートフォンでもソーシャルサービスにガシガシ投稿したい、とか、パソコンとスマートフォンで同じように、Web サービスを利用していると思います。
ですが、アドオンなどのブラウザの拡張機能やブックマークレットをたくさん入れて、ごちゃごちゃしていませんか?
環境作るの面倒で、結局最初に選択した Web サービスを惰性で使っていませんか?
そう、スマートフォンユーザーのためのデスクトップブラウザ Sleipnir 3 for Windows / Mac (3.5) がこの問題を解決します。
スマートフォンアプリとの連携
Sleipnir 3 for Windows / Mac (3.5) は、電話や地図、ブラウザなどのスマートフォンアプリと一瞬でつながります。
百聞は一見にしかず。
下記の動画をご覧ください。
例えば、こんなことが出来ます。
- ● パソコンで表示している電話番号をクリックして瞬時にスマートフォンで電話をかける
- ● パソコンで表示している電話番号をクリックして瞬時にスマートフォンの電話帳に登録する
- ● パソコンで見ているページを瞬時にスマートフォンのブラウザで開く
- ● パソコンで表示している文字列を送って瞬時にスマートフォンのメッセージアプリの本文にその文字列を入れる
- ● パソコンで表示している住所を送って瞬時にスマートフォンの地図アプリでその住所を開く
- ● パソコンで表示している文字列を送って瞬時にスマートフォンへ、送られた文字列をコピーしてから他のアプリに受け渡す
このスマートフォンアプリとの連携機能を利用するには、Sleipnir Linker というスマートフォンアプリが必要です。
もちろん無料で利用できます。セットアップも簡単ですので、是非お試しください。
※ iPhone 版は現在 Apple の審査中です。審査が通り次第リリースします。
Sleipnir Linker (Android版)をダウンロード
Web サービスとの連携
Sleipnir 3 for Windows / Mac (3.5) は、様々な Web サービスを、あたかも Sleipnir 3 の一機能を利用しているような感覚で利用することが出来ます。
画像を右クリックして、シェアしたり、クラウドに保存したり。ページを右クリックして、あとで読むに登録といったこともお手の物です。
右クリックメニューなど、普段行っている Web ブラウジング動作の延長上に Web サービスを統合したことで、新たに操作を覚える必要はありません。これで「Web サービスの環境を設定したけど、普段やらない動作だから、使うのを忘れちゃっている・・」みたいなことはなくなりますね。
対応サービスは、以下のとおりです。今後もどんどん追加していきますよ。
共有:Twitter、Facebook、Google+、LinkedIn、Tumblr、Flickr(画像のみ)
保存:Dropbox、Evernote、SkyDrive
あとで読む:Readability、Instapaper、Pocket(旧 Read It Later)
共有や保存など各カテゴリごとに Web サービスを複数選択して、マルチポスト、というのも可能です。
例えば、Twitter と Facebook と Google+ にマルチポストだって出来ちゃいます。(実は Google+ にもマルチポストできるサービスはあまりないのです・・)
※現在Google+はURLの投稿に関して一部調整中です。
そして、この機能は、すべて Fenrir Pass というクラウドサービス上で各 Web サービスと接続するため、どの環境の Sleipnir 3 からも Fenrir Pass ID さえあれば、各 Web サービスに再びログインや認証することなく、利用できるのです。つまりシングルサインオン!(そして、もうすぐ Sleipnir Mobile for iPhone / iPad でも!)
さらに、OAuth 対応の Web サービスは、OAuth 認証を利用しているため、セキュアです。OAuth 対応でない Web サービスは、Sleipnir 3 のローカル環境で、ID、パスワードを保存しますので、シングルサインオンというわけには行かないのですが、フェンリルのサーバー上で管理するわけではないので、セキュアといえます。
競合ブラウザは、Web サービス自体を快適に利用するための進化を遂げていますが、Sleipnir は、Web サービスプラットフォームとして、 Web サービスの機能を快適に利用するための進化を遂げていきます。
WebKit への対応、そして。
Sleipnir 3 for Mac では、従来より WebKit に対応していましたが、この度、Sleipnir 3 for Windows でも、WebKit に標準対応しました。新規インストールの場合は、WebKit がデフォルトのレンダリングエンジンになります。
WebKit というものが、よく分からないという方のために説明させていただくと、WebKit は、Google Chrome や Safari が採用している描画エンジンのことで、他のエンジンと比較して Web ページを高速に表示させることができるものです。
要は、Sleipnir 3 for Windows の Web ページ表示速度が爆速になるというわけですね。
さらにさらに、Sleipnir 3 for Windows では、この WebKit 対応と同時に、Google Chrome のエクステンションにも対応しました。
無数の拡張機能の中からお好きなものを選んでカスタマイズすることも自由自在です。
(ちなみに私は、LastPassでパスワード管理したり、Tranlate selection で英単語を翻訳したりしてます。)
Google Chrome の拡張は以下よりダウンロード可能です。
Chrome ウェブストア
また、Google Chrome にも搭載されている Web 開発者に人気の機能「Web Inspector」も搭載しています。右クリックメニュー最下部の「要素を検証」から開くことが出来ます。
スマートフォン連携というコンセプトは、こうした実用性がしっかりと下支えしているのです。
※ Gecko エンジンは今回の WebKit 対応に伴い、サポートを終了しました。あしからずご了承ください。
今後のロードマップ
スマートフォンユーザーのためのブラウザという軸を中心に、スマートフォンでもよく使われている Web サービスとのさらなる統合や、Windows 版で言えば、V2 系でよく使われている機能やプラグインの移植なども行っていきます。
もちろん、Sleipnir Mobile も同じ Sleipnir Family として、進化させます。7月以降も、物凄いスピードでアップデートしていきますので、応援よろしくお願いします。
Sleipnir 3 はじまったな。
そう思われた方、是非 Sleipnir 3 の Web サービス連携機能からつぶやいてみてくださいね。
今すぐ言いたい!っていう、せっかちな方は下記ボタンからもどうぞ。
Sleipnir 3 は、以下からダウンロードください。
Webブラウザ Sleipnir 3 for Windows (3.5)をダウンロード
Webブラウザ Sleipnir 3 for Mac (3.5)をダウンロード
Sleipnir Linker は、以下からダウンロードください。
Sleipnir Linker (Android版)をダウンロード
Sleipnir Linker (iPhone版)はまもなく登場予定