こんにちは!ウェブ開発担当の木戸です。
「Fenrir Advent Calendar 2014」も、もう 15 日目となりました。
テーマは「2014 年にグッときたコレ!」です。私が今年グッときたものは、あの GitHub が作ったエディタ Atom です!
Atom とは
エンジニアにはおなじみの GitHub が開発、提供している無料のテキストエディタで、キャッチコピーは「21 世紀の Hackable エディタ」です。Mac 版が先行リリースし Windows 版も今年夏にアルファ版がリリースされました。
ベースはなんと Chromium と node.js でできており、HTML、css、javascript で動作しています。開発者ツールでコードも見られるので、HTML などの知識があれば簡単に Hack 可能で、まさに Hackable エディタですね!
特にウェブ系の開発に向いていて、昨今のウェブ系言語なら何も Hack しなくてもすぐ開発できます。ウェブ以外でも C++ や Objective-C、Java、Go などもサポートしています。
オシャレ
私が Atom を数ヶ月使ってみて一番グッときたことは、便利さや機能よりもオシャレな点です。何をするにもオシャレで、とても気分が上がります!
まずインストール方法ですが、公式サイトでインストーラをダウンロード…ももちろんできますが、Mac なら homebrew-cask、Windows なら Chocolatey でもインストールできます。
インストール後アプリを起動したら、そのシンプルでオシャレな UI に感動し浸りましょう。私は長く Windows で開発していたので、Atom のデフォルト設定フォント(Inconsolata、Monaco、Consolas、Courier)のかっこよさに驚きました。
メニューも非常にシンプルで、全部英語ですが迷いません。
デザインも、クールな黒背景、柔らかいアイコン、ロード中などにチラッと登場する Octocat など、随所にこだわりを感じます。
コードを一文字も書いていないのにこの時点でもうメロメロです。
そんなオシャレなアプリだと、コーディングもオシャレに書きたくなりますよね?welcome.md にもあるとおり、まずは コマンドパレットで多彩な機能やショートカットや各言語のスニペットに触れてみましょう。一つ覚えるごとにオシャレになり、マウスをほとんど使わず書けるようになったら傍からみても完璧にオシャレです。もう Atom から離れられません。
この状態でも開発はもちろんできますが、Atom を強力にサポートするオシャレな Package も追加しましょう。
Package
Package とは、よくいう add-on や plugin のようなもので、コード補完や各言語の Lint などはもちろん、カラーピッカーや矩形選択といったユニークで便利な拡張機能が、apm という独自のパッケージマネージャで管理されていて、世界中のエンジニアが自由に開発し公開され、評価されています。
Settings 画面の Packages 内で簡単に落として付け替えができるので色々と試してみましょう。
例として、今回は 2014年に私がグッときた言語「Go」の、Mac での簡単な実行環境をご紹介します。Go は事前にサクっと brew install しておきます。
まず「go-plus」と「autocomplete-plus」と「script」を、Packages からインストールします。
次に go-plus の Settings 画面で GOPATH を入力します。たったこれだけです。
.go ファイル作ってコーディングします。autocomplete-plus でコード補完もバッチリです。
作成したら script で実行 (Cmd + i) すると、以下のように実行結果やエラーメッセージなどが表示され、コードフォーマットも Lint もやってくれます!素晴らしいですね!
最後に
オシャレという点からアプローチしましたが、いろんなエディタや IDE を使っている方も納得できる高機能と拡張性を持った Atomは、まさに 21 世紀のエディタだと思います。そしてデザインって重要だと改めて感じました。
まだリリースされたばかりで進化の途中ですが、グッとくるエディタを探してる方は一度触ってみてはいかがでしょうか。
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