フェンリル開発担当の田林です。
先日 Sleipnir 2.9.5、Grani 4.4 をリリース致しましたが、脆弱性対応で行った対処により不安定になったという報告を多数頂きましたので、信頼性を向上させたものに差し替えを行いました。
現在更新通知を停止していますので、自動更新はできません。
2.9.5 にして何か問題が発生した方は再度ダウンロードしてアップデートしてください。
インストーラー版を利用することでアップデートができます。
テスト版や Gecko Preview Ver. はアップデートの必要はありません。
【Sleipnir 2.9.5 ダウンロードページ】
【Grani 4.4 ダウンロードページ】
外部アプリケーションから起動した場合やWindows の起動時にエラーが発生する方は、差し替え版を使用することで発生しなくなると思います。
差し替え版を使用しても Windows 起動時にエラーが起こる場合は Sleipnir オプション | クライアント | 全般 | クライアントの初回起動を高速化する(推奨) をオフにしてみて下さい。
■脆弱性対応により起こった問題に関して
Evernote が使用できなくなる問題は環境変数に Evernote のインストールパスを追加することで回避できます。これは Evernote が現在の作業ディレクトリを使用する仕組みになっているようなのですが、脆弱性対応のため dll の検索場所から現在の作業ディレクトリ を削除しているために発生しています。
その他 shockwave が使用できなくなるなど、作業ディレクトリに依存するものは全て利用できない可能性があります。
これらの問題は引き続きこちらで対策できないかどうか調査を行います。
■Internet Explorer 9 β に関して
IE9 β を入れた環境で Hawkeye が使用できません。
これは IE9 β では about:internet が使用できないことが原因です。
IE9 の正式版での対応を待ちたいと思います。
SeaHorse の AutoPagerize などを使用すると固まることも確認しています。
差し替え版で引き続き検証を行い、問題がなければ再度アップデートを行い、更新通知を出します。
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今後もフェンリル / Sleipnir / Grani をよろしくお願いします。