デザイナーの大西です。
9月22日に Sleipnir Mobile for Android 1.1 をリリースいたしました。ご利用いただけているでしょうか。
今回は Sleipnir Mobile for Android の売りのひとつ「ジェスチャ機能」の開発秘話です。
Sleipnir Mobile for Android ではブラウジングしている画面からそのままジェスチャを入力することが可能です。
ワンクッション挟むことなくスムーズにジェスチャを実行できるようにするため、開発の西田が苦労して実装しました。
Android OS ではジェスチャを簡単に実装できる API が提供されていますが、Sleipnir Mobile for Android ではそれを使用せず、独自にジェスチャ機能を作成しています。
ウェブページをスクロールする操作とジェスチャの操作を取り違えることがないようにするため、独自の判定基準を設ける必要があったのです。
以下のような流れでジェスチャの誤入力を減らしました。
1.仮ジェスチャを試作しテスト
2.誤入力が多く使い物にならない
3.普段、ブラウジングしているときの指の動きを調査
4.普段のブラウジングで発生しにくい動きを探す
5.「カクッとした角のついた動き」は発生しにくい
6.これをジェスチャに組み入れよう!
また、誤入力が減ってもジェスチャとして入力しにくければ意味がないので、ジェスチャの感度を上げるため以下のようなケースを試しました。
・片手持ちのとき
・両手持ちのとき
・右手/左手でジェスチャしたとき
・連続してジェスチャしたとき
持ち方やジェスチャする手によって入力されるパターンが少しずつ違ったので、そのブレを考慮することである程度ラフなジェスチャも認識できるようになりました。
「誤入力を少なく、かつジェスチャとして最大限入力しやすく」を目標に、現在のジェスチャができました。まだ未体験の方は、是非お試しください。
Sleipnir Mobile for Android をよろしくお願いいたします。