こんにちは!UI デザインの松野です。
毎日使っていただけるブラウザとなるよう日々進化を続ける Sleipnir 3、本日は v3.7 へのアップデートをリリースしました。
Mac 版では、新たにプライベートブラウズに対応した他、キーボードショートカットでタブを見ながら切り替えられるタブスイッチを搭載しました。
プライベートブラウズ
これまでご要望の多かったプライベートブラウズを搭載しました。友だちにちょっと Mac を貸す際や、サプライズの企画とか……えー要するに秘密のブラウズにご活用ください。履歴や Cookie を残さずウェブを閲覧できますよ。
TiledTab アイコンを長押しして “プライベートブラウズ” を選択すると、開始です。
Sleipnir ではプライベートブラウズをタブグループ単位で切り替えます。プライベートブラウズ状態のタブグループで見たページは、記録に残しません。
プライベートブラウズ中はタブの背景が変化します。
TiledTab 画面では、プライベートブラウズ中のタブグループをアイコンで表示します。
さらに、プライベートブラウズのまま Sleipnir を終了したときには、そのタブグループのタブはすべて閉じます。次に起動したときにはプライベートブラウズは解除されていますので、痕跡もなくスタートします。
タブスイッチ
コマンド+F1 などのキーボードショートカットで、タブを見ながら切り替えられるようになりました。
アプリケーションスイッチャのように、タブを見ながら切り替えます。
次のタブ | コマンド+F1/コマンド+`/オプション+タブ |
前のタブ | シフト+上記のキー |
閉じる | W |
F1(ファンクションキー1)を使うときは、システム環境設定のキーボードで “標準のファンクションキーとして使う” ように設定しておく必要があります。
OS X 標準のウインドウ切り替えのショートカットと合わせていますので、同じ感覚で使えます。W キーを押して閉じることもできるので、タブを切り替えるついでに不要なタブをさくさく閉じていくこともできます。
とにかく手早く使えるので、まずは試してみてください。
OS X のサービスに対応(Mountain Lion)
サービスを利用して、他のアプリからテキストやリンクを Sleipnir Linker に送ることができます。
OS X には、他のアプリから特定の機能にアクセスするサービスという仕組みが備わっています。これを利用して、Sleipnir のモバイル連携を他のアプリからも使えるようになりました。
サービスはどのアプリでも、アプリ名のメニューにあります。
また、右クリックでも出てきます。
例えば、メールの本文を選択して iPhone やスマートフォンに送れます。また、テキストエディットでちょっとしたメモを書いて、そのまま送ることもできます。
プレビューから送るときはこんな感じです。
Sleipnir Linker には履歴も残りますので
コピー&ペーストアプリのような使い方もできますね。
テキストを選択できるなら、ほとんどすべての Mac アプリから送れます。
現在のところ、Sleipnir のサービスは Mountain Lion でのみ機能します。
その他の改善
今回も数多くの機能を改善しています。
- – スワイプしてタブ切り替え時の動作を改善
- – タブグループを素早く切り替え:TiledTab アイコンを長押しします
- – ブックマークに素早くアクセス:新規タブアイコンを長押しします
- – ジェスチャの動作を改善
- – Site Updates の動作を改善
- – オプションを2回押して TiledTab に切り替える動作を改善
- – タブ切り替え時に左右端でループ
- – 特定の言語が正しく表示されない問題を解決
- – 動作の信頼性を向上
スマートなプロダクトデザインと手に馴染む操作感を追い求めて進化を続ける Sleipnir 3 for Mac を宜しくお願いします!