Developer's Blog

Amazon Web Service のここに注意しよう


aws

こんにちは、フェンリル下田です。

主に WEB システム開発や、最近では Amazon Web Service (以下 AWS )の環境構築を行なっています。

2013年6月5日と6日に開催された AWS Summit Tokyo 2013 に訪れ、 AWS の魅力を改めて感じましたので、今回は AWS について書かしてもらいます。

AWS の課金について

本番環境構築の手軽さや、手軽な費用で環境を運用できるといった観点から、
AWS を利用する機会が増えて来ていると感じています。

AWS を使うことでのメリットは様々あります。

・コスト
・可用性
・セキュリティ

その中から、個人で AWS 利用される方が一番気になるであろうコストについてのお話をしようと思います。

AWS にかかるコストは、サーバーを「使った分だけ」のお支払いになります。

サーバーを「使った分だけ」のお支払いというのは、
一般的な VPS サービスでは、サーバーが利用されていない状態でも一定の費用を支払う必要がありますが、
AWS の場合は、サーバーを使った時間やデータ利用量だけ費用を支払う、従量課金となります。

ですので、「 AWS を利用してみたら膨大な金額が請求された」なんてことにならないためにも、 AWS の課金内容は、おさえておく必要があります。

AWS の課金の方法

では、 AWS の課金はどのような形で行われるのでしょうか?

AWS の課金として大きくかかる部分は、主に以下の3つが挙げられます。

 1. EC2、 RDS 等サーバー稼働時間によって発生する時間単位での課金
 2. S3、 EBS 等のデータ領域の保持にかかる課金
 3. EC2、 S3 等のデータ通信(アウトバウンド)にかかる課金

1は、スペックや利用 OS に応じて課金額が増減しますが、
時間に対しての課金なので見積もりやすいと思います。

ここで注意しないといけないのは、2と3になります。
データ容量の大きい画像や動画データを大量に S3 等に配置・配信すると、
そのデータ容量に比例して課金されてしまいます。

例えば、負荷テストをしたいため、大量のリクエストを Jmeter などのツールを利用して送信した場合、やり方によっては、びっくりする金額が課金されてしまったなんてことになってしまうかもしれません。

ある一定の金額に達するとメールでおしらせする方法もありますので、
転ばぬ先の杖で、設定しておく事をおすすめします。

最後に

「使った分だけ」のお支払いについてきちんと理解し注意しておくことで、課金額でびっくりすることにはならないと思っています。

それ以上に、 AWS には魅力的なメリットが他にもいっぱいありますので、
AWS の利用に躊躇せずに試していただければと思います。

Hello Cloud!!!

Copyright © 2019 Fenrir Inc. All rights reserved.