こんにちは!モバイルアプリエンジニアの谷口です。
Fenrir Advent Calendar 2016 の 11 日目です。
今年は自分にとって初めて Xamarin に触れた良い1年となりました。
この記事では、Xamarin の開発に欠かせない Xamarin Studio に着目し、
日々 Xamarin の開発をしていくなかで、よく使う(グッとくる!)小技を紹介していきたい!と思います。
クイック修正のショートカットキーが便利!
Xamarin Studio がコード補完をうまくやってくれない!などの場合、using の書き忘れが原因かもしれません。そのときに便利なのが、クイック修正機能です。 コードに赤い下線が引かれているエラー部分にカーソルを合わせ Option + Enter の組み合わせでキーを押すと、様々な修正案を提示してくれます。
下に示す画像は極端な例ですが、UIKit の using を忘れ、それに関連するエラーが多数表示されている状態です。クイック修正で提示された using UIKit; をコード内に書き入れることで、エラーが解消されるというわけです。
インクリメンタル検索が便利!
Xamarin Studio 右上にある検索窓は、ソリューション、クラス、コマンド等々、まとめて検索できるので非常に便利です。
Xcode を日頃お使いの方にはおなじみの Command + Shift + o に相当するこのショートカットキーは、開発を進めていく上で頻繁に使っています。このインクリメンタル検索は、Command + . のキーで検索を開始できます。
複数のソリューションを開き開発効率向上!
通常一つのソリューションしか開けない Xamarin Studio ですが、複数のソリューションを開く方法があります。
macOS の場合、メニューバーから ファイル -> 最近のソリューション にある履歴の中から、開きたいものを Control キーを押しながらクリックすると、一度に複数のソリューションを開くことができます!
これにより、他のソリューションの設計やコーディングを参考に見ながら実装することが可能になります!便利ですね!
困ったときの、bin, obj フォルダ削除技!
コードは絶対に間違ってないのに実際にアプリを動作させてみると、修正したはずのバグが治っていない!と困ったときは、.csproj が入っているフォルダの bin ファイル と obj ファイルを消してからリビルドしてみましょう。
Xamarin Studio を一旦終了 -> bin と obj ファイルを削除 -> Xamarin Studio 再起動 -> プロジェクトをリビルドの手順を踏み、アプリを動かしてみると、正常に動作するではないですか!良かった!
それでもバグが再現される場合は、Mac の再起動をご検討ください。心にグッとくる! Xamarin 開発の小技です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。Xamarin Studio の Tips を紹介いたしました。
これからも、Xamarin Studio を使って楽しく Xamarin の開発をやっていきたいと思います!
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