こんにちは、フェンリル開発担当の RAPT です。寒い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、ウイルスバスター2008 で Sleipnir の起動時や使用中に「不審な変更を拒否しました」と表示され、Sleipnir を正常な状態で使用できなくなることがあります。
理由:DLL (プログラムライブラリ) インジェクション
ルーチン名:NtUserSetWindowsHookEx
Sleipnir の一部の機能で上記の機構を使用していますが、Windows やほかのプログラムに対して不正な処理は行なっていません。
このままブロック(拒否)してしまうと、Sleipnir が起動できなくなったり、フリーズしたり、一部の機能が使えなくなったりすることがあります。
ウイルスバスター2008 の除外リストに Sleipnir を加えることでこの問題を回避できます。
作業手順
- タスクトレイのウイルスバスター2008 をダブルクリックしてメイン画面を起動します。
- 左側のメニューの「ウイルス/スパイウェア対策」をクリック。
- 右側の「不正変更の監視」をクリック。
- 「例外設定」ボタンをクリック。
- 「追加」ボタンをクリック。
- ファイルを開くダイアログで使用中の Sleipnir.exe を選択し「開く」ボタンをクリック。
- リストに Sleipnir.exe が追加されるので、処理を「拒否」→「許可」に変更。
- 「OK」ボタンを押して例外設定画面を閉じます。
- メイン画面の右上の×ボタンを押して設定を終了します。
※なお、本件に関しましては、ウイルスバスター2008 の開発元であるトレンドマイクロ社に問い合わせを行う予定です。
2008-02-14 12:00 追記。
本件は、最新のパターンファイルで修正されています。
(パターンファイル番号: 5.101.00)