Developer's Blog

Google Analytics でTwitterやFacebookユーザーの動きを簡単に解析する方法

こんにちは。坪内です。ソーシャルメディア全盛期ですね。

解析厨の私は解析が大好き。大学時代の専攻は統計学。ソーシャルメディアからのアクセスだってもちろん解析しています。

Twitterのツイートやフォロワーの分析ツールやFacebookのInsightなどソーシャルメディア上での広がりを直接計測するツールはたくさんあって、結構みなさん使っているようですが、自分のサイト内で、ソーシャルメディア経由でアクセスしてくれた人がどう動いているのか、きちんと測れてますか?

ソーシャルメディアから自社サイト、自社サイトからソーシャルメディア、この2つの道をキッチリ作り上げることがこれからは大切です。みんな大好きGoogle Analyticsを使えばそんなことも簡単にできてしまいますよ。

何をやればいいのか、その結果どうなるのか

ソーシャルメディアの解析と一言で言っても色々想像すると思いますが、何をすれば何ができるようになるのか、まず簡単に説明します。

1.アドバンスセグメントを設定する
2.いいねボタンやツイートボタンが設置してあるページにタグを埋め込む。
3.新デザインのGoogle Analyticsで解析を開始する

アドバンスセグメントを設定すると、ソーシャルメディアからのアクセスだけを抽出できます。すべてのアクセスの中からソーシャルメディア経由のユーザーだけを絞り込み解析を行うことで、例えば、検索エンジンからのユーザーとソーシャルメディアからのユーザーとでコンバージョン率がどう違うか、みたいなことも計測できるようになります。

次に、ページにソーシャルメディア解析用タグを埋め込むことで、Google Analytics の新デザインで新たに追加された「ソーシャル」という項目で、解析を開始することができます。

この「ソーシャル」という項目は、「ソーシャルプラグインアナリティクス」という機能で、Twitterのツイート、Facebookのいいね!、シェア、Google+1 などのアクションを解析できます。実際にそのアクションを行った人がどれくらいページを見ているのか、どれくらい滞在しているのか、直帰率はどれくらいか、などが分かります。

というわけで、上記2つを組み合わせることで、サイト上でクチコミはどうやって発生するのか、クチコミを見てサイトに来た人たちはどう動いているのか、という解析ができるようになるわけです。

アドバンスセグメントを設定する

アドバンスセグメントは、ページ右上にある歯車のアイコンから設定します。「アセット」の「アドバンスセグメント」を選択します。

続いて、「新しいセグメント」をクリックし、下記画像のように設定してください。(画像はクリックで拡大します)

ソーシャル系のサービスのドメインを入れているだけですが、注意点としては、Twitterからのアクセスはほぼ、t.co というドメインになることです。bit.ly とかでつぶやかれていても、t.co からのアクセスとなります。なので、bit.ly を追加しても訪問者数はゼロになります。

間違っていないかどうか、下の方にある「セグメントをテスト」というボタンを押してみてください。それぞれどれくらいのアクセスが今あるかというのが分かります。海外などは他にもソーシャルサービスがたくさんありますので、いろいろ追加していけば精度の高いセグメントになります。セグメントをテストして、もし、ゼロになっている項目があるようなら、ちょっと調べてみたほうがいいかもしれません。全くアクセスが無いか、間違っているか、Twitterのように、そもそもそのURLではない、ということがありえます。

ちなみに、Twitterからのユーザーだけ、とかFacebookからのユーザーだけ、とかでもアドバンスセグメントを作ることをオススメします。アドバンスセグメントを駆使することで、新しいことが見えてくるかもしれません。

ページにソーシャルメディア用のタグを埋め込む

Google Analytics のコードを埋め込んでいるページに、追加でソーシャルメディア解析用のタグが必要になります。公式では、英語で解説されています。
Google Analytics Social Interaction Analytics

設置の仕方を解説されている方がたくさんいらっしゃるのでそちらをご紹介します。
GoogleAnalyticsで+1やTwitter、Facebookのソーシャルトラッキングを行う方法 (caraldo.net)
Googleアナリティクス ソーシャル機能の計測について (CARAMEL SOURCE)

設置できましたか?

はい、手抜きでしたね。すみません。

解析開始!

さて、設定が完了したら解析開始です。アドバンスセグメント内のカスタムセグメントに表示されている、先ほど設定した項目にチェックを入れます。

ちなみに、上の画像は、当ブログへの11/14-11/16のアクセスのうち、検索から訪れたユーザーとソーシャルメディアから訪れたユーザーを比較しています。ここ1ヶ月間では、11/15だけ、検索よりもソーシャルメディアからのアクセスのほうが訪問者が多かった日になりました。

私がこの記事をあげた日ですね。みなさんバズってくれてありがとう。

というのは嘘。本当はこっちの記事を11/15に@webcreatorboxさんがツイートしてくれたからなんです。@webcreatorbox さん恐るべし。

さて、ソーシャルプラグインアナリティクスの方は、お見せ出来るようなデータが無いので、さくっと割愛させていただきますが、データが取れるようになれば、ソーシャルプラグインを一つのコンバージョン項目のように見立てて、いろいろなユーザーの行動パターンを見ることができます。どこに置けば一番押されるのか、とかブログをやっている方はいろいろ調整しながら効果測定してみると、同じような記事なのに、アクセス数がぜんぜん違う!というようなことがあるかもしれません。

ソーシャルメディアを制するものが次の時代を制する!フェンリルもいろいろ仕掛けていきたいと思っていますので引き続きよろしくお願いします!

フェンリルのオフィシャル Twitter アカウントでは、フェンリルプロダクトの最新情報などをつぶやいています。よろしければフォローしてください!

Copyright © 2019 Fenrir Inc. All rights reserved.