Developer's Blog

twitter 断捨離のススメ

こんにちは。坪内です。

twitter やってますか?

私個人のtwitterアカウントは、ただひたすらIT系の情報収集をするために、いろんなメディアのアカウントや著名人のアカウントをフォローしていたんですが、どうもノイズが多いわけです。自分の興味のない話題でタイムラインが埋まってしまうこともしばしば。そうなると、なんとなくtwitterを見るのも億劫になって来て、しばらく放置、みたいなのが続くわけです。でも、個人的にTwitterほど情報収集に向いているメディアはないと思っているわけで、これはどうにかせねばと。

twitter断捨離やってみました

とにかく、ノイズを減らして、スッキリさせる。を目的にして、3つの心がけを行い、twitter断捨離をやってみました。

断捨離というのは、「部屋の整理整頓と共に生活に調和をもたらそうとする、クラターコンサルタントやましたひでこの提唱する生活術 (by Wikipedia)」のことですが、twitterの環境を整理整頓して情報収集ライフを快適にするという意味を込めてtwitter断捨離としました。

なお、この内容はあくまで「情報収集のツールとしてtwitterを最大限に活用する」ことに主眼を置いているため、それ以外の目的でTwitterを使っている方の参考にはならないと思いますのであしからずご了承くださいませ。

フォロー返し?何それ?な人になる

普通にWeb閲覧時に見つけたニュースや時事ネタなんかをつぶやいたりしていると、いつの間にか、フォローされているわけです。

人情的には「毎日数億件流れるtweetの中から僕を見つけてくれたのね!」って嬉しくなってフォロー返ししたくなるのですが、その人が自分の欲しい情報をツイートするかどうかはわかりませんので、単純なフォロー返しはしないことにしました。フォロワー一覧を眺めながら、この人は興味分野が自分と似ているかもしれないと思ってから、その人のツイートを見てフォローするようにしました。

検索をフル活用する

Twitterのリスト機能はTwitterアカウントをリスト化する機能なので、例えば「Androidアプリ」というリストを作ってAndroidアプリ関係の人達をリストに登録したとしても、Androidアプリ関係の人達がつぶやく内容が「今日のランチは久しぶりにラーメン!」みたいなつぶやきばっかりだったらリスト化する意味がないし、結局そのリストも見なくなってしまいます。

そこで検索をフル活用するようにしました。

検索するとキーワードを含んだツイートが表示されるわけですが、この検索結果は保存できます。多くのTwitterクライアントは、この検索結果をひとつのカラムとして常時表示してくれるので、非常に便利ですね。気になった発言をしているヒトがいたらその人の他のツイートを見て、興味を持ったらフォローする、というフローにしました。

検索キーワードは「OR」で複数指定できますので、例えば「Sleipnir OR スレイプニル OR ぷにる」のような検索条件を設定すると、「Sleipnir」「スレイプニル」「ぷにる」が含まれるツイートを検索することができます。

ツイートが更新情報オンリーなアカウントはアンフォローし twitterfeed でRSSフィードをアグリゲート

ブログやメディアのTwitterアカウントで、ただ新しい記事をつぶやくだけのものはかなり多いです。

とにかくタイムラインをすっきりさせたい私はタイトルとURLだけをつぶやくようなアカウントは全てアンフォローし、twitterfeedというRSSフィードを取得してTwitterに自動で投稿できるサービスを使って、「自分の興味のあるニュースやブログの更新情報だけをつぶやくbot」を作りました。

これにより、数十あったメディアやブログのアカウントはたった一つのbotをフォローするだけでよくなりました。

以下にそのやり方を載せておきますので、興味のある方はお試し下さい。

■bot用のTwitterアカウントを取得

まず、「自分の興味のあるニュースやブログの更新情報だけをつぶやくbot」のTwitterアカウントを取得します。取得が完了したら、メインのTwitterアカウントでこのbotアカウントをフォローします。

■メディアやブログのRSSフィードのURLを取得

続いて、断捨離の対象となるアカウントがツイートしているURLの飛び先でRSSフィードのURLを取得します。Twitterアカウントが一つでも、RSSフィードはカテゴリ毎に細かく配信しているメディアが多いです。例えば、米国の TechCrunch はニュース記事に関するRSSフィードを20くらい配信していますが、Twitterアカウントはたった1つだけだったりします。

■RSSフィードのURLをtwitterfeedに登録

twitterfeedに登録&ログイン後、表示される画面にRSSフィードの名前とURLを入力します。名前は何でも構いません。入力後、「test rss feed」というボタンを押して、RSSがきちんと取得できるかどうか試して「Feed parsed OK」と表示されれば、次に進んで下さい。

次に、「Advanced Settings」というテキストリンクをクリックし、詳細設定画面を表示させて下さい。

・Update Frequency
新しい投稿を何時間おきにチェックするかどうか、その間にあった投稿をいくつツイートするかを設定します。
例えば2時間おきにチェックするとしていて、その間に興味のあるニュースが3つくらい更新されたとしても、右のプルダウンを「1」にしていれば、最新の一つしかツイートしません。なので、今回の目的としては、「Every 30 mins」と「5」の組み合わせがベストだと考えます。

・Post Content
タイトルだけか、概要だけか、それともタイトルと概要両方か、を選びます。興味のある記事をRTすることを考えると、タイトルだけを選んだ方が無難かなと思いますが、好みが分かれるところでしょう。URLは必要ですので、Post Link というチェックは当然入れておいて下さい。URLの短縮サービスでお気に入りの所があればその下のプルダウンから選びましょう。

・Facebook Options
twitterfeedはFacebookにも投稿できるのですが、Facebookに投稿する場合に、サムネイルも投稿したいのであればチェックを有効にします。

・Post Sorting
投稿の順番をRSSのpubDateかGUIDかで選べます。よく分からない人はデフォルトで。

・Post Prefix
ツイートの前に自動で挿入するテキストを設定します。半角ならMax20文字(日本語ならMax6文字くらいという噂)です。私は、その記事がどのメディアのものであるか一発で知りたいので、画像のように [TechCrunch] のような接頭辞を入れています。

・Post Stuffix
ツイートの後ろに自動で挿入するテキストを設定します。半角ならMax20文字(日本語ならMax6文字くらいという噂)です。私は、ハッシュタグを入れてそのメディアのどの分野のものなのか分かるようにしています。例えば #android みたいなことです。

・Keyword Filter
そのキーワードを含む、もしくは含まない記事のみをツイートするように設定できます。複数入れる場合は半角スペースで区切ります。大手メディアにも関わらずRSSの配信カテゴリが分かれていないような場合や、いろんな情報が更新される個人ブログの中から興味のある投稿だけを選別したい場合に便利です。キーワードの頭にハイフンを2つ入れればそのキーワードを含まない記事がツイートされます。例えば記事のタイトルに【ニュース】という内容が含まれる場合のみツイートしたい場合は、「【ニュース】」と入れます。

ツイート内容のセッティングが終わったら、Step2 にすすみ、twitterアカウントと連携させましょう。

これを、メディアの数だけ繰り返していきます。

Google News 検索でキーワードと合致した場合のRSSフィードなんかを登録するのも便利です。
その場合のフィードのURLは以下のようになります。q=キーワードのところは好きなキーワードを入れてください。

sample -> http://news.google.com/news?hl=ja&ned=us&ie=UTF-8&oe=UTF-8&output=rss&q=キーワード

あとは、botがニュースをつぶやき始めるのを待ちましょう。

ちなみに目的とは外れますが、こういう有用なbotはきちんとプロフィールを書けば意外にフォローされます。気づけばメインのアカウントよりbotのほうがフォロワー数が多いという状況にだって簡単になりえます。そういう時は、こっそり、自分のブログの更新情報もbotにつぶやかせてみましょう。ちょっとしたアクセスアップが見込めるかもしれませんよ。

フェンリルのTwitterアカウントだって他人事ではない

こうやって個人的なTwitter環境の整理を終えたわけですが、私はフェンリルのオフィシャルアカウントの管理者でもあります。
@fenrir_official だって、適当なつぶやきばっかりしていたら簡単にアンフォローされてしまうというのをこのエントリーを書きながらつくづく感じました。もっと皆さんとコミュニケーションを取りながら生きた情報を提供する、素敵なTwitterアカウントになろう、と心に決めたのでした。

よろしければフォローください。絡んでいただければ私が責任をもってレスします。

Copyright © 2019 Fenrir Inc. All rights reserved.