Developer's Blog

Java 使いが Python + kay-framework の Google App Engine の開発環境を作ってみた。

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こんにちは。Web 担当の真谷(シンガイ)です。

Google App Engine(以下 GAE )というサービスをご存知でしょうか。Google のインフラ上でアプリケーションをウェブアプリケーションを動かす事が出来るサービスです。紆余曲折があり、去年の12月に正式にサービスが開始されました。

ある仕事で GAE を使用する事になり、その際個人的に触っていた私に仕事が舞い込んで来ました。

その時進めようとしてたものが Python で、実は自分は Java しか触った事がなかったので色々と調べて開発環境を設定した事を今回書こうと思います。

まずどういう環境を作るか。

Java しか触った事がないのと、その際 Eclipse で開発環境を構築していたので、Python も Eclipse で開発環境が整えたらいいなぁという事で PyDev という Eclipse 上で Python のコーディングをする為に便利なプラグイン。
開発も円滑に進める事が出来るようにフレームワークも導入をしたいということで、kay-framework というものを導入しました。

かくして、Python + eclise + PyDev + kay-framework の開発環境を整える事にしました。(OS は Windows XPとなっています。)

Python と Eclipse のインストール

当時はまだ GAE は Python 2.5 のみのサポートだったので、まず Python 2.5 をインストールをしました。

Eclipse をダウンロードする際はいつも、Pleiades にしています。

Eclipse に PyDev プラグインをインストール

ダウンロードした Eclipse 起動、メニューの「ヘルプ→新規ソフトウェアのインストール」を選択し、リポジトリの情報を追加します。

「Eclipse PyDev」を選択肢インストールします。インストールが完了したら再起動が求められるので再起動をしておきます。

再起動が完了したら、メニューの「ウィンドウ→設定→PyDev→インタープリタ – Python」を選択し、Python へのパスを通します。

これで PyDev のインストールが完了しました。

kay-framework の導入とプロジェクトの作成

まず、ここから kay-framework をダウンロードと解凍します。(今回は version 1.1.1)
その後、コマンドプロンプトで下記のコマンドを入力し、プロジェクトの作成をします。

cd [eclipse ワークスペースのディレクトリ]
python C:\hoge\kay-1.1.1\manage.py startproject [eclipse ワークスペースのディレクトリ]/[プロジェクト名]

その後、eclipseを開き「ファイル→新規→プロジェクト→PyDev プロジェクト」から PyDev のプロジェクトを作成します。ここで入力するプロジェクト名は先程のコマンドで入力したプロジェクト名です。

ここまで終わったら、エクスプローラーが以下のようになっていると思います。
(プロジェクト名は hoge にしています)

アプリの作成・起動

最後にアプリの作成です。

cd [eclipse ワークスペースのディレクトリ]/[プロジェクト名]
python C:\hoge\kay-1.1.1\manage.py startapp [アプリ名]

これで以下のように アプリケーションのディレクトリが作成されます。
(アプリ名は huga にしています)

この状態で、プロジェクトにある setting.py に記述されている INSTALLED_APPS と APP_MOUNT_POINTS を以下のように変更します。

INSTALLED_APPS = (
'[アプリ名]',
)
APP_MOUNT_POINTS = {
'[アプリ名]': '/',
}

ここまで終わった状態で、eclipse のプロジェクト上で「実行→PyDev:Google App Run」を選択 http://localhost:8080 にアクセスし、「Hello」が表示されていれば完了です。

eclipse で Python の環境構築はあまり聞かないんですが、以上のように簡単に構築する事が出来ました。これで簡単にデバッグが出来る便利な開発環境が出来ます!

今回は Google App Engine の中までは特に語らなかったのですが、開発を進めていくと良い所・悪い所様々見えてきて面白かったです。またその辺りも機会があればご紹介します。

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