こんにちは。アプリケーション共同開発部の戸澤です。
Fenrir Advent Calendar 2015 もゴールが見えてきた 23 日目の記事です。 本日は祝日のため、お休みの方もいらっしゃると思いますが少しばかりお付き合いください。
少し前のことになりますが、11/9 (水)にパシフィコ横浜で開催された「Google for Mobile」というイベントに参加しました。
このイベントは「Develop. Engage. Earn.」というテーマでアプリを開発しユーザーに届け収益化するまでを26のセッションで紹介するもので開発者向けの実装やテクノロジーを見せるセッションが多いいつものセミナーとは少し違ったアプローチでしたが Android の市場を知る上でとても興味深い内容でしたのでご紹介したいと思います。
Android の歴史と現在
ここで Android の歴史を振り返ってみましょう。 世界で初めて一般向けの Android 端末が発売されたのは 2008 年の米国、日本では少し遅れて 2009 年に NTT docomo が発売した「 HT-03A 」という端末が初めての Android スマートフォンでした。
この頃はまだまだ「スマートフォン?何それ?」という感じで一部のギーク向けの端末という印象でしたが 翌年に docomo から発売された「 Xperia X10(SO-01B) 」から一般ユーザーにも広まり始め 5年後の現在、世界では 14億台の端末が稼働し、Google Play経由で開発者に支払われる金額は約 US$ 7,000,000,000 という大変大きな市場に成長しています。
アプリが全然使われない?!
たった 5 年ほどでスマートフォンは一気に普及し、お手元にあるスマートフォンも 2 台目・ 3 台目の端末になり(個人的には 10 台目くらいですが・・・) Google Playにも数え切れないほどのアプリが公開されていますが、そのうちの 60% はなんと公開後全くダウンロードされず、ダウンロードされたアプリも 90 %は 1 ヶ月以内に使われなくなってしまうという厳しい現状があるようです。
アプリはたくさん入ってるけど、使うアプリは意外と少ない!
ここからはご自身の体験と比べながら読んでいただけると良いと思います。
みなさんのスマホにはどれくらいのアプリがインストールされていて、どれくらいのアプリを実際に使っているのでしょうか?
スマートフォンには平均 80 本ほどのアプリがインストールされています。ではその中でここ 1 ヶ月以内に 1 度でも使ったアプリはどれくらいでしょうか? 電話・メール・ブラウザ・カメラ、あとはゲームと・・・と数えていくと大体25本くらいではないでしょうか?
統計によると現在、 1 日当たりのスマートフォンの使用時間は平均 1 時間 30 分ほどでその時間の「80%」をお気に入りの「3 本」のアプリだけに使っているというデータがあります。
あまり意識することもないかもしれませんが、言われてみると確かにブラウザと Twitter と mofur でもふもふ動画を見てるのがほとんどでアプリは 3 つくらいしか使っていないなという方も多いのではないでしょうか?
まとめ 「1億人のファンを作る!」
このように Android アプリの市場はここ数年で急速に成長し、良質なアプリがたくさん提供されている一方でユーザーにアプリを使ってもらうためのハードルはとても高くなってきています。
フェンリルのクリエイターには「1億人のファンを作る!」と言う大きなミッションがあり、 それを叶えるためには「ユーザーのお気に入りの3本に入るアプリを作り続ける」必要があるというデータに 「グッ」と気合を入れ直し、ユーザーのお気に入りの3本に選んでいただけるアプリを開発していこうと思ったイベントでした。
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