こんにちは。開発担当の森本です。
今回は Sleipnir 3 新コンセプトにも関係のある電話番号の話をしたいと思います。
web や印刷物で見かける電話番号は、 012-345-6789 みたいな形式が多いように思います。
ただ、グローバル化が進んでいることを考えると、外国人も見るのにこれで良いのだろうか?アメリカでは違う人に繋がったりするんじゃないか?と気になっていました。
こういうときは国際規格とかを見ればいいじゃん!というわけで、現状どうなっているかを調べてみました。
ITU-T E. 164 および E. 123- 電話番号計画
特殊な番号(110 とか)を除いたものは、ITU E. 164 と E. 123 という勧告で、グローバルな表記が定められています。
これは国際電話でよく見る +(国番号)(番号) と言う形式で、012-345-6789 は +81-12-345-6789 という風に変換されます。
番号自体の制限は、国番号を含めて 15 桁以下という緩い制限しかありません。区切り文字に関しては、「-」「(」「)」「 」 が使用でき、「(」「)」では省略可能な市外局番のみで使えます
この形式で書いておけば、うっかりハワイから電話したら全然無関係なジョンさんに繋がった!?と言うトラブルは避けることができますね。
RFC3966 – tel スキーマ
今、これを読んでいる私たちの目の前には PC やスマートフォン などのスゴイ便利な機械があるわけです!
電話番号をリンクにしてクリックしたら電話を掛けるなんてできて当然ですよね!
もっとも、この発想は昔からあったようで、ちゃんと RFC で tel:(電話番号)(オプション) と言う形式が規格化されています。
電話番号の桁数は定義されず、区切り文字は「-」「(」「)」「.」の四種類が使用できます。「 」が使用できない点に注意が必要かもしれません。
つまり 012-345-6789 へのリンク張るときは <a href="tel:012-345-6789"> 012-345-6789 に電話かけるよ! </a> とすれば OK です。
オプションの部分は、グローバルでない電話番号がどこの地域に所属しているかの指定ができるのですが、ここでは割愛します。
まとめ
モデムが珍しくなった今、PC だけで考えると電話と web は関連性が少ない状態でしたが、
スマートフォンの隆盛によって再び組み合わせる機会が増えてきました。
スマートフォンと PC は組み合わせるとお互い足りない部分を補完して便利に使えるように思います。
Sleipnir 3 はそのあたりを強化していきますので、ご期待下さい。