新年あけましておめでとうございます。開発担当の福井です。
みなさんは Mac に標準搭載されている辞書を使っていますか?私はリファレンスを読む際などにわからない英単語によくぶつかるので、その意味を調べるのに使っています。右クリックメニューや Spotlight から簡単に検索できるのでとても便利ですよね。余談ですが、辞書.app は環境設定で検索対象にする辞書を指定できるので、使わない辞書のチェックを外すとさらに便利に使うことができますよ;-)
この便利な辞書機能ですが、Sleipnir3 for Mac では右クリックメニューでなく、スマートサーチからも簡単に利用することができます。
気になるワードを選択でスマートサーチを表示して…
真ん中のアイコンをクリックすると、以下のようにポップアップウィンドウで検索結果が表示されます。
和英や英和、Wikipedia の検索に簡単にアクセスできますし、元の Web ページ上で検索ワードもわかりやすくハイライトされます。
実はこの辞書検索機能、驚くほど簡単に実装することができます。なんと、NSView には showDefinitionForAttributedString:atPoint: というまさにこのウィンドウを表示するためのメソッドがあります。これにハイライトする検索ワードと View 上でそのワードが表示されているポイントを渡すだけで実現可能です。WebView からは選択範囲の Attributed String を取得できますので、今回のスマートサーチでの実装は、それをそのまま WebView 自身に食わせてやるようになっています。
また、その他にもスマートサーチからはドラッグした文字を Web 検索したり、右クリックメニューを呼び出したりすることができます。右クリックメニューは一番右の三角形のアイコンです。右クリックメニューということは、もちろんコピーもできますので副ボタンを使わずに選択範囲をコピーすることができますよ。
最初はドラッグするたびに表示されて「ちょっとうっとうしいな」と感じるかもしれませんが、慣れると便利に使うことができます。是非試してみてください。また、Mac アプリでは辞書との連携を驚くほど簡単に実装することができます。こちらも是非試してみてください!