こんにちは、フェンリルの真谷(シンガイ)です。
前回 Google App Engine 関連で、 こういう記事を書いて、1年と半年近く過ぎました。
当時書いた時点では特に記述は無かったのですが、Google App Engine は現在 Google Cloud Platform というプラットフォームの一部となっています。
個人的に Google App Engine はずっと追いかけていますが、今回は Google App Engine の新サービスや Google Cloud Platform の注目しているプロジェクトを紹介していきます。
Google App Engine for PHP (GAE/PHP)
Google App Engine では、今まで Python・Java・Go と3言語をサポートしていましたが、なんと PHP がサポートされる事になりました。
と言ってもまだまだ限定公開していてプレビューバージョンなので、試せる方は少ないかと思います。
PHP 拡張モジュールの追加は出来ない( 少し前まで mbstring が使えない等があった )のが難点ですが、
GAE 1.8.1 リリース時に即座に追加されたり、要望フォームがあるのでこちらに挙げられた内容が反映される可能性もあります。
Google App Engine のファイルシステムは読み込み専用なので Google Cloud Storage に一時ファイル系を保存しないといけない大きな制約があるのですが、
WordPress や フレームワークだと CakePHP 等々も現状でも動くので、かなり普及する可能性があるプラットフォームじゃないかと思っています。
Google Compute Engine
Google Compute Engine は「Amazon EC2」や「さくらのクラウド」などと同じような IaaS 型クラウドサービスです。
昨年に発表され、今までは限定ユーザーに提供されていましたが今年5月に一般公開されました。
OS は CentOS か Ubuntu の2種類で、課金方式は他のサービスでよくある時間単位(分毎)となっています。
軽く触ってみた感想としては「Web コンソールが使いづらい」なぁと感じました。多少なり Amazon EC2 を使っていると尚更感じます。
ただ、EC2 と同じように REST API 経由で色々なことが可能なので API 経由で操作するという人だと問題ないのかもしれません。
とにかく一般公開されたばかりで資料が少ないので、インスタンスを展開するまででも苦労をしました。
まとめ
Amazon EC2 等に追随する形で展開してきた Google Compute Engine ですが、これからどう他の IaaS クラウドサービス差異を出すのか、シェアを確保していくのかが注目
個人的には、PHPer でもあるので、最初に挙げた GAE/PHP は特に注目していきたいです。
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