Developer's Blog

スクラップブックのススメ

 

こんにちは。デザイン部の荒川です。

突然ですが、デザイナーの皆さんは普段どのような方法でアイデアを収集していますか?
書籍・展覧会・インターネット・街にある広告などなど、人によって様々だと思いますが、先述した以外にも私は学生時代から続けていることがあります。
それは「スクラップブック」です。

きっかけは学生時代、お金がなく(今もそうですが)美術書やデザイン書籍といったものは高価で手が出ないものでした。

また、学校の図書館は貸し出し禁止(当時は)で、良質なグラフィックデザインやビジュアルに出会ってもなかなか手元に蓄積しにくい環境だったので、そこで考えたのが図書館にある本をコピーして切り取ったり、街で気になった広告やサインをカメラで撮って出力したものをスクラップブックに貼り付けるということでした。それが習慣化され現在に至ります。

 

以下は個人的見解ですが、スクラップブックのメリットを紹介したいと思います。

思いがけないアイデアの結びつきができるかも!

ページごとにその時の気分、趣味嗜好が反映されているので、ランダムに配置されたビジュアルや言語が結びついて、思いがけないアイデアの結びつきができるかもしれません。

質感も保存できる!

テクスチャー感(布や紙など)のあるデザインをする際「あの時見た〜みたいな感じの質感が欲しい」と思っても、微かな記憶の彼方から呼び起こすのも大変ですよね。そういう時でもまめに保存していれば、すぐにその質感を再現できるかもしれません。

いらないフライヤーや雑誌を整理できる!

フライヤー、雑誌、フリーペーパーで「ここのビジュアルだけとっておきたいけど、その都度保管するとかさばるし、邪魔になるから捨ーてよっと!」ということはありませんか?(なかったらすみません。)
そういう時でも、その部分だけを切り取ってペッと貼り付ければ、かさばらず保存でき便利ですね。

 

溜まったものは一旦スクラップブックのポケットにストック

 

終わりに

いくつかメリットを紹介させていただきましたが、人によってはまだまだ他にもたくさんメリットがありそうですね。
ただ、スクラップブックも冊数が増えていけば収納にも困りますし、切り貼りする行為を時間という観点でいくと非効率なので(今はクリックで何でも保存できるので)、意見は賛否両論ありそうですが、何でも即物的にならず、たまには無駄なことをしてみても良いのではないのでしょうか。
さよなら。さよなら。

 

 

 

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