こんにちは! フェンリル社内で Microsoft のライセンスに一番詳しい(かもしれない)RAPT こと山口です。
前々回「ちょっと待った! Visual Studio 2010 をオトクに入手するワザを公開します!」、前回「続・ちょっと待った! Visual Studio 2010 をオトクに入手するワザを公開します!」と、二回に渡って Visual Studio 2010 の入手に関するオトク情報を書きましたが、今回は前々回から何気なく書いている MSDN Subscription の特典について書いてみようと思います。
サブスクライバ ダウンロード
ダウンロードサイトから ISO イメージをダウンロードできるサービスのことです。
すべての利用可能なソフトウェアをここで入手できます。→参考リンク
MSDN Subscription では新旧のさまざまなプロダクトが ISO 形式でダウンロード提供されています。
OS: MS-DOS 6.2, Windows 3.1, Windows XP/Vista/7, Windows CE, Windows Mobile, 各種 Windows Server など。
開発者向け: Visual FoxPro, Visual SourceSafe, Visual Studio .NET~2011 Developer Preview, Visual Studio LightSwitch 2011 など。
デザイナ向け: AutoCollage 2008, Expression 1/2/3/4, Songsmith など。
ビジネス: Office 95/2003/2007/2010, Office for Mac 2011, Dynamics, Small Business, Solomon など。
詳しくは「提供製品リスト」をご覧ください。
※契約期間が満了するとダウンロード、プロダクトキーの発行はできなくなりますが、ダウンロード済みのプロダクトの永続的使用権は存続するので、契約期間が満了するまでに、一通りダウンロードと、忘れずにプロダクトキーの発行・保存を行なっておきましょう。
メディア サブスクリプション
プレスされた DVD メディアを送付してくれるサービスのことです。
ニーズが高いと Microsoft が判断したプロダクトが中心です。
※以前は入手できるすべてのプロダクトを送付してくれるサービスでしたが、今は特定のプロダクトのみで、すべてを網羅しているわけではありません。→参考リンク
※一見便利そうなサービスですが、インターネット回線が細いというのでもない限り、あまり利用するメリットはないと思います。
– 必ずしも自分がほしいと思っているプロダクトが発送されるとは限らない
– 宛名シールが梱包箱に直接貼られるタイプで、シュレッダー処理が面倒
上記の理由から、エコも兼ねて上記の「サブスクライバ ダウンロード」だけで充分ではないかと思います。
サポート インシデント
開発段階での技術的なサポートを提供してくれるサービスのことです。
利用するエディションによって、1 ライセンス毎に 4 または 2 インシデントが付与されます。→参考リンク
初回の問い合わせ手段は、「電話」・「E メール」・「Web フォーム」の 3 つがあります。返答は「電話」+「E メール」か、「E メール」のみ、が選択できます。
通常私が利用するときは、「E メール」で質問を行い、「電話」で返答を頂いた後、確認として「E メール」が送られてくる、といった順序でした。
※前回も書きましたが、利用時には特典利用のアクティベーションが必要で、事務処理時間に 1 時間程度要するので余裕を持って利用することをお勧めします。
契約更新時にも再度アクティベーションが必要になるので注意しましょう。
ケーススタディ
1 団体で Visual Studio Pro with MSDN Pro x 10 ライセンスを契約すると、2 インシデント x 10 ライセンス = 20 インシデントが付与されます。同一の団体であれば、インシデントは共有できるので、1 人で 20 インシデントを使うこともできます。
このとき、10 人分アクティベートする必要はありません。(しても構いません。)
まとめ
MSDN Subscription について、総括してみました。インシデントなどは、普段お目にかかることは少ないかと思います。以前使ったことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんが、MSDN Subscription 特典の内容もときどき変化するので、必要に応じて内容を確認することをお勧めします。
現在は、MSDN Subscription における OS のライセンス数上限はないものの、一日当たりのアクティベーション可能な上限数が決められています。上限に達した場合でも、MSDN 事務局に問い合わせをすることで対応してくれると思いますが、そのことを頭の片隅にでも入れておくことをオススメいたします。
それでは、Enjoy MSDN Subscription Life!
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