こんにちは、西田です。
【Sleipnir 6 のディープな話】シリーズ第7回目です。前回はお気にタブにすぐ切り替えられるハイライトバーについて解説しました。今回は、タブをたくさん開いても重くならない仕組みについて解説します。
重くならない仕組み
第2回でも取り上げたように、「探せなくなる」「重くなる」が開きっぱなしを阻害する要因でした。前者に対するソリューションがお気にタブです。では後者はどうなのか。もちろん Sleipnir 6 ではそれに対するソリューションを用意しています。
開きっぱなしにして重くなるとすれば、それは主にメモリ不足によって引き起こされます。この場合アプリケーションのみならずシステム全体のパフォーマンスが低下します。そこで Sleipnir 6 ではメモリを際限なく食いつぶすことがないように工夫をしています。
単純に全てのタブをメモリにロードしてしまうと、タブの数に比例してどこまでもメモリが必要になってしまいます。Sleipnir 6 ではアクティブなタブを優先してロードし、他のタブは必要になるまでロードせずメモリを節約します。また、一度見たタブは再度見るときに備えてメモリにロードしたままにしますが、これらがメモリを専有しないよう一定数以上のタブがロードされる場合は古いものから自動的に開放します。
同時にロードできるタブの最大数はマシンスペックに合わせて以下のように設定しています。
- 搭載メモリ≦2GB ⇒ 10個
- 搭載メモリ≦3GB、または32bit OS ⇒ 15個
- それ以外 ⇒ 20個まで
また上記以外にも、Sleipnir 6 では起動速度や動作速度の改善を行っています。今までどおりの使い方でも Sleipnir 5 よりも快適にご利用いただけるようになっています。
それでは、次回はタブの保護について解説します。引き続きよろしくお願いします!
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