こんにちは。BoltzEngine 担当の伊藤です。
本日、BoltzEngine 2.0 をリリースしました!
今回は特にご要望の多かった機能を追加しました。また、様々な要件にフィットする新しい料金プランもご紹介します。
BoltzMessenger がセグメント配信対応!
BoltzEngine とセットで提供されている BoltzMessenger は BoltzEngine を使用するシステムのリファレンス実装で、通知送信用の管理サイトと、受信用のサンプルアプリが含まれています。このまま利用することも可能ですし、管理画面はそのまま、アプリに通信機能を組み込んで使うということができるようになっています。ソースコード込みでご提供するので、独自にカスタマイズしてご利用頂くこともできます。
今回は、リリース以来多くのご要望をいただいていたセグメント配信機能を、BoltzMessenger に追加しています。
BoltzMessenger のセグメント配信は、ユーザーの属性(例えば、年齢や性別など)をアプリ側から登録し、送信時にそれらの範囲を指定して対象となるユーザーを絞り込み、それを配信範囲としてメッセージを送ることができます。
使い方を見てみましょう。最初に管理画面でセグメント指標値を登録、アプリに BoltzMessenger SDK を組み込み、ユーザーの登録時にAPIを呼び出して属性を登録します。
あとは、管理画面で条件を指定して送るだけです。時間を指定した予約もできます。
これまで通りのチャンネルベースの送信ももちろん使えます。簡単なカスタマイズでそのまま社内向け通知アプリとして使えるリファレンスアプリもちょっとデザインが変わりました。iOS 版のアプリは iPad や iPhone 6/6s/7 Plus の横画面にも対応しました。
gRPC により、多くの言語からの直接接続に対応!
今回はメジャーバージョンアップですので、BoltzEngine 本体にももちろん新機能があります。
これまで、BoltzEngine 本体は Go 言語の net/rpc や JSON-RPC での送信に対応していました。net/rpc は Go 言語からの接続を前提としていましたし、JSON-RPC も Socket 接続が必要で取り扱いが手間でした。BoltzEngine HTTP API Gateway サービスを別途起動することで、一般的な REST API での接続も可能ですが、こちらは net/rpc を使うよりもオーバーヘッドが気になりました。
そこで今回、新しい RPC ライブラリである gRPC を使った API を BoltzEngine に実装しました。gRPC はREST API同様多くの言語から接続ができ、HTTP API Gatewayを使うよりもオーバーヘッドが少なく済みます。
また、この gRPC を使った API は iOS 向けの送信と Android 向けの送信で同じAPIを使えるように設計しています。net/rpc の API では iOS / Android それぞれ別の呼び出しが必要でしたが、gRPC API は同じ送信の中に iOS のメッセージと Android を混ぜて送ることができるようになっており、既存システムへの実装も簡単です。
事業計画にあわせて選べるプラン
BoltzEngine は 1 アプリ単位の買い切りでライセンスをご提供しています。しかし、スマートフォンアプリは今や様々な形態のものがでてきており、細かい物をいくつも出す場合や、イベントでの単発のアプリなどもあり、必ずしもこの形態がフィットしないと考えました。そこで、より小さく始めたいというものや、より多くのアプリで使いたいという場面で選んでいただけるよう、サブスクリプションと使い放題のプランを用意しました!
これまで通り 1 アプリ単位の Lightning プランをベースに置きつつ、短期間・スモールスタート向けのサブスクリプション Flash プラン、多くのアプリを運用される企業向けの Thunderbolt プランをご用意しました。アプリの形態にあわせて最適なものを選択いただけます。
アプリの開発と合わせてのご相談もお待ちしています!
今回の内容を含めて、BoltzEngine のプロダクトページも大幅にアップデートしています。すでにお使いいただいている企業様も新しくいくつかご紹介させていただきましたので、ぜひ一度ごらんください。
機能の詳細、導入のご検討、お見積もり依頼などは、お気軽にお問い合わせください。また、「自社のシステムに組み込めるか、試してみたい」という方向けに体験版もご用意しております。
BoltzEngine を一緒に開発する仲間も募集中
フェンリルでは、BoltzEngine を使ったアプリや、 BoltzEngine 本体を一緒に開発してくれるエンジニアを募集しています。
BoltzEngine を使用した新サービスのアプリを開発するだけでなく、Go 言語を使って BoltzEngine 本体の高速化と、企業に求められる機能を充実してきます。 アプリ開発はもちろん、Go 言語を使った開発にも興味のある方にはぴったりだと思います。 ご興味のある方は是非採用情報ページをご覧いただき、ご応募ください。
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