こんにちは。BoltzEngine 担当の伊藤です。
本日、BoltzEngine 2.1 をリリースしました!
今回はプッシュ通知の「配信速度制御」機能を追加しました。この機能を使うことで、超高速から低速まで、自由に送り分けることができます。
プッシュ通知開封によるアクセス集中を軽減可能に!
「超高速」をうたう BoltzEngine がわざわざその能力をセーブする機能をつけるワケは「開封」にあります。
プッシュ通知は開封するとアプリが起動します。ユーザーがスマートフォンを使っている最中であれば、着信から間を開けずに開封されることが多いと思います。
一般的には、アプリが起動すると通信が発生して、バックエンドサーバーへアクセスされるでしょう。
ユーザー数が多いと、着信から間を開けずに起動したユーザーによってアクセスが集中します。例えば、100万人のユーザーの中で、10%のユーザーが着信と同時に開封すれば、ほぼ同じタイミングで10万ものアクセスが発生するということになります。
もちろんこれを受けきれるバックエンドを用意できれば問題ありませんが、コストなどのかねあいで難しいこともあります。特に BoltzEngine は大量の通知を高速で届けるので、このバックエンドサーバーへの跳ね返りは無視できない場合も多かったのです。
今回追加した「配信速度制御」では、1秒間に何メッセージを送信するかを BoltzEngine に指示することができるようになりました。
配信ごとに超高速から低速まで、自由に送り分けることができるので、バックエンドサーバーや緊急度などの状況に応じて柔軟な配信ができます。
- ※gRPC のみ対応しています。
- ※リファレンス実装 BoltzMessenger では現在のところ未対応です。
Android 向け通知の効率化・XMPP
Android 向けのプッシュ通知送信はこれまで HTTPS ベースのものを使ってきましたが、XMPP ベースの通信にも対応しました。
特に全端末に個別のメッセージを大量送信する場合の送信効率向上や、サーバーリソース消費を低減する効果があります。切替についても接続先 URL を変更するだけで簡単にできるようになっています。
アプリの開発と合わせてのご相談もお待ちしています!
気になった方は BoltzEngine のプロダクトページもぜひご覧ください。すでにお使いいただいている企業様もご紹介させていただいています。
機能の詳細、導入のご検討、お見積もり依頼などは、お気軽にお問い合わせください。また、「自社のシステムに組み込めるか、試してみたい」という方向けに体験版もご用意しております。システム組み込みについてのご相談も承っております。
BoltzEngine を一緒に開発する仲間も募集中
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