こんにちは。BoltzEngine 担当の伊藤です。
本日、BoltzEngine 2.2 をリリースしました!
今回は iOS / Android のスマートフォンアプリ向けのプッシュ通知だけではなく、PC のウェブブラウザ向けにプッシュ通知を送信できるようになりました。
ウェブプッシュとは
ウェブプッシュ(Web-based Push Notification)は、スマートフォンアプリではおなじみになったプッシュ通知を、ウェブブラウザに対して送るための規格です。この仕組みをウェブサイトに実装すれば、スマートフォンアプリと同様のプッシュ通知をウェブサイト・ウェブシステムに実装することができます。Firefox と Chrome でそれぞれ別々の実装がなされていましたが、標準化が進み、RFC 8030 として標準化過程に入るに至りました。
BoltzEngine ではこのウェブプッシュに対応し、ウェブブラウザへの通知に対応しました。
ちなみに、ウェブプッシュのプロトコル自体は、ブラウザにデータを送るところまでのため、実際は Web Notifications などと合わせて使うことになりますが、通知を表示する以外にもページのタブが開いている場合は、ページをリロードさせて通知を表示しない、という実装も可能です。
BoltzEngine で業務システムにもプッシュ通知を
ビジネスでもスマートフォンの活用は広がっていますが、多くの職場では未だ PC の利用が主流で業務システムは PC のウェブブラウザから利用する前提で作られているものが多いと思います。ウェブプッシュはこのような業務システムにも適用しやすく、利用者が重要な情報を見落とす心配を減らし、業務プロセス全体の処理速度向上が期待できます。例えば、ワークフローの承認依頼をプッシュ通知して担当者に迅速な判断を促したり、監視システムの警告情報をプッシュ通知して担当者が素早く問題に対処できるようになります。
BoltzEngine は、サーバープログラムを自社サーバーにインストールして運用する形態で提供しているため、自社のデータセンターに構築したオンプレミス環境でも、Amazon Web Services や Microsoft Azure などのクラウド環境でも自由に選択でき、自社の情報セキュリティポリシーに適合しやすく、業務システムに組み込みやすい仕組みになっています。
アプリの開発と合わせてのご相談もお待ちしています!
気になった方は BoltzEngine のプロダクトページもぜひご覧ください。すでにお使いいただいている企業様もご紹介させていただいています。
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